まちづくり 過去の受託業務一覧

令和3年度 八重瀬町「公営住宅等長寿命化計画策定業務」

 将来的な需要の見通しや町営住宅の実情、財政事情、町の住生活基本計画の内容等を踏まえ、町営住宅ストックの予防保全的な維持管理、計画的な修繕、改善、建替を実施し、ストックの長寿命化、ライフサイクルコストの縮減を図るため、公営住宅の長寿命化計画策定に係る調査を担当しました。

【担当者コラム】 公営住宅は「修繕」から「改善」の時代へ

 公営住宅等長定命化計画は、法により定められた計画で、指針によって記述すべき内容が決められています。国も限られた財源で公営住宅を維持しなければならないため、できるだけ長く使えるよう、PFI事業など民間事業者に供給してもらうことも想定しているようです。
 今まで公営住宅の維持管理は「修繕」という形で対応してきましたが、今後は「改善」事業で対応することが求められています。この計画を作らないと建替や改善などの補助が出ないため、記述内容には注意が必要です。また計画期間である10年間で地域のニーズも変わるので、既存公営住宅をいかに住みやすく、長持ちさせるかもポイントとなります。
 私たちは計画策定に加えて、求められる改善事業の組み合わせやその効率的な内容、予算化、成果品のデジタル化による管理などもご提案しています。

2022年01月06日

令和2年度 宜野湾市「第二次宜野湾市教育振興基本計画策定支援業務」

 宜野湾市立の幼稚園・小学校・中学校等の学校教育及び幼児から高齢者までの生涯学習の全般を対象とした宜野湾市教育振興基本計画の第二次計画の策定業務に関する調査を担当しました。

【担当者コラム】 テキストマイニングとAI分析

 本業務のアンケート調査において、初めてテキストマイニングとAI分析の機能を導入しました。
 今まで、アンケート票の自由記述項目は、キーワードで整理する程度で、さほど分析結果に影響を及ぼすものではありませんでした。しかし自由記述項目に記入してくださる回答者の方々は、その手間からすると「かなり真剣かつ情熱をもって記述してくれているだろう」と想像していました。そのようなことから、今回「テキストマイニング」という機能で導入したところ、自由記述の中のキーワード(単語)から具体的にどのような提案をしているかを分析するのに役立ちました。
 一方AI分析は、意見の割合だけでなく、その意見の背景にある理由や関係性を「寄与度」という表現で示します。今までやっていたクロスチェック分析と併用することで、より細かく分析することが可能となりました。アンケート分析によって現状把握ができますが、より重要なことは未来の世代への対応方法なので、その意味でもこの2つの機能を使うことはとても有効でした。

********** AI機能の導入例をご紹介します **********

2022年01月14日

令和2年度 八重瀬町「八重瀬町住生活基本計画策定業務」

 八重瀬町の今後到来する人口減少社会を見据えるとともに、町の特性や住宅事情等に対応した新たな住宅政策の方向性を定め、町民の住生活の安定の確保及び向上の促進に関する施策展開を推進するための計画策定に関する調査を担当しました。

【担当者コラム】 高齢者の住む場所

 この調査の中でヒアリングをし、最も印象に残ったことは「高齢者の住む場所や生き方」でした。今後2035年をピークに沖縄県も高齢者が多くなり、独居世帯の暮らしが懸念されます。特に男性の独居はアパートのオーナーが契約したがらないという実業があると聞きます。つまり孤独死など事件物件になるのを恐れているからで、毎週何回かデイサービスに通うことを条件とした団体が支援をしてやっと契約に辿りついたケースもあるとのこと。この問題について支援する活動団体が少ないのかもしれません。高齢者と住居のオーナー・・・何が両者の安心につながるのでしょうか?
 また若い世代やファミリー層は利便性が高く、新しい物件を望む傾向にありますが、築年数が古い物件には比較的空きがあることなども分かりました。
 私たちは本業務において、住居の「数」だけでなく、高齢化の傾向や世代ごとのニーズ、実際に住居の賃貸に携わる人々が抱える課題などにも着目し、様々な視点から地域の住生活を考えました。

2022年01月14日

平成28年度 西原町「西原町景観計画等策定業務」

 住民、事業者、行政等それぞれの主体が景観づくりを進める上で共有できる目標や方向性を示すとともに、地域の景観と調和した適正な整備・開発を誘導するルールを示し、それぞれの役割のもと、協働により計画的、実効的な景観づくりを進めるための景観計画づくりの調査を担当しました。

【担当者コラム】 蔡温(さいおん)の作った河川

 町のシンボル的な運玉森を含むなだらかな稜線に囲まれ、バンタと呼ばれる崖が特徴の地域であり、このバンタによる西側への眺望がこの地域の最も景観的な特徴で屋根の色や外壁の色などが自然と調和している必要がありました。また、道路景観も重要で新たに整備が予定されている県道が一部高架になる予定で、それが地域を分断し現在の景観に影響します。さらに、琉球王国の政治家蔡温(さいおん)の作った河川があり、現在は説明の表示板の設置だけですが、その存在や功績を身近に感じるその他の表現方法が必要だと感じました。
 話は変わって、内間御殿という国指定の史跡があります。第二尚氏王統の始祖である金丸(のちの尚円王)が内間地頭に任ぜられたときの旧住宅跡に建てられた神殿で周辺の樹木と調和して美しい景観ですが、さらに周辺や施設の整備を進めて身近で歴史を感じる場所とできればよいと思います。

2022年02月09日

平成27年度 沖縄市「胡屋地区商店街まちづくりビジョン策定調査業務」

 沖縄市の商業の中心であり戦後のアメリカ文化の影響を強く受けた地区で、ライブハウスが多く日常的に外国人が行き交い、街並みとしても独特な景観を有するシンボル的な地域で、その地域にある4つの商店街を3つに分け、それぞれ話し合い、各商店街の課題や今後のビジョンについてまとめていくという作業です。

【担当者コラム】 商店街全体の将来ビジョンの難しさ

 各商店街で課題も考え方も異なり、様々な意見があるので簡単な作業ではありませんでした。話し合いの中で各課題から発展した活動として、商店街の方々とのイベント実施、道路の相互通行化の説明、国道330号の拡幅による商店街の対応などをしました。イベント実施はコザゲート通りでのフードフェス、一番街とサンシティでのハロウィンの写真イベントを行いました。商店街にはパワーがあり、問題はそのパワーを支援する体制だと感じます。
 一方で国道の拡幅は商店街に大きな影響を及ぼしますが、その対応方法について行政側と地元でも割れ、地元内部でも意見が割れていました。今後は官民共同で乗り越えていかなければならない課題だと思います。

2022年02月09日

平成26年度 宜野湾市「地域歴史・文化遺産マップ作成等業務」

 地域の歴史・文化遺産のマップを作成するとともに、地域文化財案内板として公民館にパネルを設置する業務です。

【担当者コラム】 文化財の存在

 地元宜野湾市嘉数地区の文化遺産が対象でした。マップの作成のため地元と嘉数の老人会を中心とした方々へお話をお聞きしました。すると、昔牛が足を滑らすほどの急な坂があったこと、闘牛場もあったこと、カー(湧き水)の存在、国道整備でその史跡の扱われ方など・・・様々なお話をお聞きすることができました。その何人かの方々は、私生活で参加している朝のラジオ体操でお顔を拝見した方々でした。私のような外部からいきなり古い歴史のある地域へ住むことになったような者からは、とても新鮮で興味深い話だと感じました。このような話はパネルにして展示することも必要だが、何かの機会に直接お話をお聞きできる機会をつくることも重要かもしれません。

2022年02月09日

平成23年度 宜野湾市「宜野湾市景観計画策定業務」

 市内の景観資源を保全、活用しつつ、美しい都市づくりを目指す景観計画を策定するため、文献や現地調査により現状を把握、分析を行い、建物の色彩調査や屋外広告物調査、市民アンケート調査を行い、景観資源と特徴を整理する作業を担当しました。

【担当者コラム】 58号バイパスの景観

 宜野湾市の景観の特徴といえば、普天間神宮周りと国道330号沿線、国道58号バイパスなどがあります。その基礎的な調査を担当しました。
 国道330号沿線の景観的な特徴は看板です。所狭せましと歩道にはみ出しそうな感じで並んでいます。この看板について現実的にどのような規制が可能か、実際の寸法や色、内容について、一定規模以上のものをすべて調査しました。活躍してくれたのは大学生のアルバイト君たち、名付けてチームマンセル!夏の炎天下の中、1つ1つ写真で記録を取りながらやり遂げてくれました。
 一方国道58号バイパスは、当時これから景観が作られていこうとしている地域でした。現在の広い道路、大規模なリゾートホテルやコンドミニアムなどは、今の景観だからこそ誘致できるのかもしれません。

2022年02月14日

平成24年度 沖縄県「沖縄県スポーツ基本計画策定基礎調査事業」

 沖縄県スポーツ推進計画の策定にあたり、これまでの沖縄県スポーツ振興基本計画等の現状と課題を把握し、次期計画における各スポーツ推進指標の設定及びその実現に向けた対応方策を示すための基礎調査を担当しました。

【担当者コラム】 アンケート調査の難しさと重要さ

 法に基づき沖縄県全体の計画をつくるということで、調査の部分を主として担当するJVで参加しました。全県を対象にした調査であることからサンプル数も多く、調査対象の絞り込みも今ほどデジタル化されていないため大変でした。また個人情報の取り扱いなどにも細心の注意を払って実施しました。
 サンプル数が多いからこそ調査結果に厚みが増し、課題がはっきりと浮き彫りになりました。この調査の中で、県では多くのプロ野球選手を輩出している一方、中高年層のスポーツ離れによる肥満や様々な健康面での課題があり、どのようにスポーツに参加する人を増やすかが大きな課題であることが分かりました。アンケート調査から浮き彫りになる“現状”と“ニーズ”をどう具体化し、検証していくかがこれからの課題となります。業務上では多くのアルバイトスタッフを効率よく的確に配置指示することができました。

2022年02月14日

平成20年度 宜野湾市「緑地保全及び緑化推進の手引き作成業務」

【担当者コラム】 使いやすさとチェック機能

 緑の基本計画のマニュアルづくりを担当しました。本計画は行政の各関係課の計画事業に直接関連するにも関わらず、あまり知られておらず実行性も低いのが課題です。特に宜野湾市は普天間飛行場が市の面積の約4分の1を占めるため、市街地の計画的な緑化は重要です。
 そこでいくつかのポイントに絞ってマニュアルを作成しました。まずは使いやすさで、キーワード検索機能を使い、各課の関連する箇所を簡単に検索できること。次にそのマニュアルの内容をどのように計画や事業に活かすかのフローを作成、また結果を緑の基本計画にどのように反映させるかのフローを提案しました。現在はGISの技術が進化したので市全体の緑化率をリアルタイムで数値化することも可能になるでしょう。

2022年02月15日

平成19‐20年度 「安慶名地区中心市街地再生に向けた地域核形成支援業務」

 4自治体が合併し、中心的な地域の土地区画整理事業の仕上げとして商業拠点に施設を誘致する目的の業務を担当しました。

【担当者コラム】 商業拠点のデベロッパーの考え方

 それまでに積み上げられてきた議論と確認作業の上に、地域にとって利便性が高く、まちづくりの核となりうる事業を誘致することが目的でした。市場調査の資料の作成から企業説明会、個別ヒアリングを重ねていくと民間企業側と行政側の考え方にギャップが感じられました。民間企業側は道路から認知しやすい駐車場の位置とアクセス、必要最小限の建設コストを求め、行政側は街並みと交流施設の位置などについて重要視しているのです。それぞれの考え方にはそれぞれの理由がありその共通点と合意点を模索していきました。
 また、土地については複数の地主の方々が法人組織をつくり、その法人が民間企業へ土地を貸すという構図で扱われています。土地活用がされなければ収入が得られないため、複数いる地主さんたちの意向もなかなかまとまらず、すでに予定していたスケジュールよりもかなり遅れてしまい焦りが出始めていました。「時間」という課題も解決しなければならないプロジェクトでした。

2022年02月15日

平成20‐21年度 「離島地域広域連携推進モデル事業」

 宮古地域、八重山地域の2地域をモデル地域として、離島地域の自治体間の連携の事業モデルを作成する業務を担当しました。

【担当者コラム】 離島の連携と魅力発掘

 沖縄は本州から離れているために輸送コストのハンディがあるが、離島はさらに大きなハンディを背負っています。その離島を対象に、自治体間が連携することで効率化できることや、他ではできない新たなことを探し、住民の方々と試験的に実施してみようというモデル事業でした。
 「環境」「観光」「コミュニティ」という3つのテーマを設定し、課題とその解決方法について調査を実施しました。私は宮古島と多良間島を担当し、それぞれの分野で気になる方々に片っ端から連絡をとり、お話を聞きました。その結果、特有な地質により生まれる香り豊かなハーブや小豆などの農産物の共同出荷、さとうきびの柔らかい部分だけを使った牛の飼料の開発、サンゴを死滅させるオニヒトデの環境学習プログラムの開発など多くの取り組みを行うことができました。どのモデルも可能性や課題があるが、2年間だけのモデル事業に終わるのではなく、そのモデルの可能性と課題を乗り越え、本物のビジネスにするために必要なものは資金と人とそれを支える体制かもしれません。

2022年02月15日

平成17年度 北中城村「アワセゴルフ場地区跡地利用に関するまちづくり基本構想策定調査」

【担当者コラム】 地主の意向と申出換地

 アワセゴルフ場は平成2年、日米合同委員会で返還が合意されました。その後地主の意向を踏まえ、跡地利用計画が進められ、平成14年度に沖縄新大学院大学構想が持ち上がり、候補地になったものの実現には至りませんでした。当調査では、返還までの時間も限られてきたため、改めて地主と各民間企業の意向を確認し、それぞれの土地利用に対する意向をマップに落とし全体の土地利用の参考にしました。結果はモザイク状態ですが、具体的に商業施設や住宅のデベロッパーのイメージが明らかになるにしたがって、地主の方々の意向も変化します。最終的には選択換地で意向の一致する方々を整理する作業に移ることになります。一方で土地区画整理事業の概算事業計画を作成し、具体的な事業に入るための事業のフレームを固めました。

2022年02月21日

平成15-16年度 中城村・北中城村合併協議会「中城村・北中城村合併に伴う新都市建設計画策定業務」

【担当者コラム】

 「平成の大合併」という国の号令の下、各自治体が合併を模索し、その計画づくりを急いでおり、中城・北中城の計画を担当しました。歴史を聞くともとは同じ自治体であったとのこと。一番重要な点は住民が合併することのメリット・デメリットをしっかりと理解し、判断することだと思います。国は効率化を考え、合併を進めそのための特別な起債なども用意していますが、行政側としては今までの業務が変わることで複雑化するため簡単なことではありません。私たちは、まずそれぞれの自治体の生の姿を見てもらうためにバスツアーを実施しました。そしてワークショップ形式の意見交換会も行いました。それぞれの行政サービスの違いが次々と明らかになっていきました・・・ゴミの回収方法から、自治体の謝金である起債の額まで。未来志向的に言えば、子育てや高齢化に対する施策までより具体的に提示する必要があると感じました。

2022年02月21日

平成15年度 沖縄市「一番街サンシティコンセンサス形成事業」

【担当者コラム】 老朽化したアーケード

 一番街、サンシティは、設置後30年あまり経過し老朽化するアーケードを撤去するか残すかで商店街の意見が別れていました。そこで商店街のコンセンサスを形成するため、TMO基金の補助を活用し、アーケードの構造診断や、撤去や一部修繕した場合の概算費用の算出、さらに撤去・修繕・一部撤去などそれぞれのイメージ図の作成を行い、ワークショップ方式でコンセンサス形成の取り組みを行いました。
 アーケードの問題は複雑です。沖縄の気候の特徴である突然の雨や強い直射日光を遮ってくれる機能は素晴らしいのですが、昼間は何となく薄暗いから古い商店街がより暗く見えてしまいます。さらに全体的に収入が落ちている商店街で電気代や改装の費用を捻出することは難しいのです。調査でアーケードの上の空間を体験したことがあり、個々の生活と共同の屋根の空間のコントラストがとても興味深く感じました。この空間を利用して明るいアーケードを演出できる方法はないのでしょうか。

2022年02月21日

平成13年度 沖縄商工会議所「商店街テナントミックス調査分析業務」

【担当者コラム】 活動のためのソフトづくり

 商店街活性化の課題は全国共通の課題で、沖縄市も早い時期から中心市街地活性化基本計画をつくり国の認定をとりました。しかし、基本計画をつくり事業を誘導するだけでは商店街の活性化には不十分で、むしろ地域の方々が、その方向性を共通認識とし活動に加わることが重要だと考えます。そのためには、わかりやすい表現方法や手段が必要だと感じ、汎用ソフトを使ったマッピングソフトを作成しました。内容は簡単で、全店舗を対象にアンケート調査を実施し、その結果をマッピングする(地図上の色分けする)仕組みになっています。これにより、ご自分たちの商店街の現在の姿を見ることができ、どのようなお客様を対象とし、どこで行うことが有効か、などを一目でわかるようになりました。

 

2022年02月21日

平成13年度 「「沖縄のみなと女性フォーラム」実施及び運営業務に関する地域担当コンサルタント業務」

【担当者コラム】 女性の目で見た港

 男女共同参画の時代、港湾の仕事も今までは男性社会でしたが、女性の目でみて理解を深め改善すべき点は改善しようという活動の調査や会議の運営補助を担当しました。各界で活躍する代表的な女性の方々にバスや船に乗ってもらい、港湾の機能や取り組みを案内しました。このような調査作業は新しい世界を開き、自分自身にとっても発見がありました。特に女性は沖縄の食料自給状況や環境保全の面での関心が高いようです。ここからの課題は、このように新たな視点で見出した問題を、今まで港湾の機能は別世界のものとしていた方々の共感を得て、擬態的な活動に結び付けることであると思います。

2022年02月21日

平成12年度 「沖縄市歩いて暮らせる街づくり調査」

【担当者コラム】 コンパクトシティを目指して

 今後世の中が高齢化社会を迎えるにあたり、車無しでも生活できるコンパクトシティを目指すという国の方針で、沖縄市がモデル都市となりました。その方針や施策などの基本計画を当社が担当しました。沖縄市、コザと呼ばれる独特な文化を中心に、すでにまとまったコミュニティが作られていますが、その暮らしをさらに快適に楽しく、外からも訪ねたいと思えるような街にするのが目標です。それは暮らしに共通しているものやその魅力を地域の方々が認識し、共有することで実現が可能になると考えます。しかしながら、現実は年齢層や考え方の違い、利害関係など複雑な要素もあり、そう簡単ではなく、そのための相互理解の機会が必要と思いました。

2022年02月21日

平成10年度 沖縄市「沖縄市中心市街地活性化基本計画策定業務」

【担当者コラム】 法的な計画と地元の理解

 全国の商店街が疲弊し、その都市機能に別の機能を持たせることで再度活性化を図ろうという法律ができました。各自治体はその計画を策定し国の認定をとることで、再整備等の補助を得ることができるのです。その法に定められた計画をつくる担当となりました。計画としてのポイントは、範囲をどこまでとするか、何を目指すか、そのためにどのような事業をいつ行うか、などです。現地を確認し、主だった人にお話を聞き、庁内の各課にも関連して取り組まれている事業などについてのヒアリングを実施しました。法による計画づくりも重要ですが、市民や住民がその計画を理解しまちづくりに参加してくれることこそ重要だと考えます。そのため、部会をつくり市民の意見をできるだけ多く聞く機会を作りました。

2022年02月21日

平成7年度 「JA宜野湾市コミュニティヴィレッジ基本計画策定業務」

【担当者コラム】 沖縄で本格的な温泉

 JAの組織改編を迎え、宜野湾市に「記念事業として新たなJAの発展につながる事業を」というところからの提案を期待された民間事業であり、JA本社との調整役として業務を担当しました。
 JAという企業は農業に関連した事業が中心で、金融や保険事業など会員の利便性の事業も手掛けていますが、今回提案したのは温泉とホームセンター的な施設でした。沖縄は元来お風呂に入らない、シャワーだけで済ます人が多く「温泉」は事業的に大丈夫か心配されてきましたが、当社としてはリラクゼーション機能として温泉を考え、沖縄の方も本土の温泉のリゾートに行けば温泉を楽しむはず、であれば本格的な温泉気分が感じられるものを手軽な料金でご提供すれば、沖縄でも温泉は人気となるはずと自信をもってご提案しました。

2022年02月21日