沖縄市の音楽業界の産業振興のための調査を担当しました。
【担当者コラム】 キーワードは「ニューミドルマン」
本業務では、沖縄市の音楽業界の産業振興のための調査を担当しました。整備当初と音楽に関する環境が大きく変わり、ミュージックタウン音市場の存在、また街への波及効果について再度見直す必要が出たためです。施設展開や、稼働率の問題、周辺地域への波及効果等がいくつかの課題解決が必要でした。
様々なヒアリングを実施した結果、現代の音楽産業について興味深い結果が出ました。サブスクリプションがメインの時代となり、その消費者ニーズを把握するには「ニューミドルマン」という存在が重要な役割を持っているということです。ITによって消費者の動向を入手しやすくなった今、より多くの消費者のニーズを把握している企業やアーティストが業界で強い力を発揮しています。
一方でライブにいくファン数は確実に増え、そのグッズの売り上げも伸びていることが分かりました。
また本業務の中で音楽や芸術の公演に定額で参加できるサブスクリプションサービスを始めた若手企業にもオンラインヒアリングを行いました。
今回の調査は、このように音楽産業の変化を分析しただけでなく、その変化に対応して沖縄市の音楽産業振興の方法をどのように変えていくべきかなどについて、ご提案しました。