令和元年度 沖縄市「沖縄市商店街等実態調査業務」

 沖縄市内の中心市街地を軸に各地域特性を活かした商業の発展を目指すため、必要な施策検討の資料として、各商店街等の実態に関する調査と統計データ等を活用した整理・分析を行いました。また、銀天街の商業機能の著しい衰退に歯止めをかけるとともに活性化に向けた取り組みについて地域住民と意見交換等を行い、道路形態の在り方をツールとしてどのような商業地として活性化すべきか方向性について検討しました。

【担当者コラム】 商店街を盛り上げる「プレイヤー」の存在

 商店街の調査の中で、多くの若い人がお店を営んでいることが分かりました。商いのスタートアップの場として商店街を利用する人、商店街の雰囲気が好きな人、音や煙を出してもいいから利用する人・・・この方々の共通点はエネルギッシュなこと、こだわりを持ち、一緒に行動できる仲間をもっていることです。「この方々がつながれば、もっと発展的なことができるかもしれない」と感じました。

 かつての商店街組合単位や通り会単位ではなく、感性や共通の目的、達成感や満足感によってつながる活動を基本に、商業の在り方を考えるときが来ているのかもしれません。そのために行政や商工会議所も、そのような方々の魅力を引き出す戦術を考えることが重要だと思います。普段大型ショッピングモールを利用する人も、商店街にしかない魅力を感じた時ファンになってくれるかもしれません。

2022年01月14日