平成24年度 沖縄県「離島児童・生徒支援センター(仮称)整備事業」
離島から本島への高校進学の際の寄宿舎と、児童生徒の交流の拠点としての機能等を併せ持つ施設を整備するための調査を担当しました。
【担当者コラム】 母親の涙
高等学校のない離島の中学校を卒業し、本島に出てくる若者を支援する施設をつくるための調査をJVで行いました。本調査での弊社の担当は、各離島のヒアリング調査による結果のまとめと、方向づけのための議論への参加です。
ヒアリング調査のため、ある離島へに行き、数年前に高校進学のため中学生の子どもを送り出した母親に話を聞くことができました。話の途中で涙ぐんでいる姿に気づきました。・・・数年前のことでも、やはりその当時の光景を思い浮かべたのかもしれません。「もしかすると、もう離島には戻らないかもしれない。15歳までしか育てられない。」という親の寂しさを感じました。
一方で、そのような子どもたちが「いかに寂しさを感じないようにするか」について学校側も色々な対策をしていることがしています。特に今の子どもたちは人間関係で悩むことが多く、そのための配慮が重要であると感じます。