平成25年度 沖縄市「(仮称)沖縄市伝統工芸館整備基本構想・基本計画策定業務」
国指定伝統工芸「知花花織」を中核とした市内工芸産業振興の拠点施設となる「(仮称)沖縄市伝統工芸館」の整備に向けた計画策定の調査を担当しました。
【担当者コラム】 てぃーあんだー(手あぶら)
国指定伝統工芸品である知花花織の作業所の環境整備や、生活に密着した各種工芸品の体験と展示販売の場の整理を目的とした調査を実施しました。各分野で取り組まれている現場を見せていただき、お話を伺いました。それぞれのこだわり、他分野とのコラボレーション、作品に関連するストーリーなど・・・中でも「木工芸の家具は触れば触るほどなじんでくる、だから触りたいと思う形を追求していること」や、そのようなこだわりがきちんと伝わっているのか、「幼稚園の卒園時に使っていた椅子を分けてほしいという親もいること」など、いわゆる「本物」に接する機会をつくることの重要性を感じました。それを作り手の方々に理解していただき、積極的にその場を訪れてくれるようにするのがこの整備のポイントだと思います。