平成29年度 沖縄市産業振興会館

 老朽化した現在の施設を新たな施設として計画するに際し、会議や展示などの機能だけでなく、スタートアップなどの支援をするインキュベート施設の必要性、可能性を探る調査を担当しました。

【担当者コラム】 インキュベート

 現在の施設の老朽化から新たな施設を計画するにあたり、会議や展示などの機能だけでなく、スタートアップなどの支援をするインキュベート施設の必要性、可能性を探る調査です。

 県内で先行している那覇市、浦添市、宜野湾市の各施設とともに、全国の類似する施設の情報をまとめると、施設面よりも運営面での重要さが目立ちました。起業、特にアイデアもエネルギーの持った若い層の起業を後押しするためには、様々な技術や知識、アイデアを持った者が出会う機会や、その起業の芽を育成するための経験や人脈につなげる役割、つまり「コーディネーター」が必要で、そのコーディネーターの力量によるところが大きいことが分かりました。ただハコモノをつくるだけではなく、そのハコモノをうまく使える人材を見つけ、その方々と一緒に作り上げる重要さが感じられました。

2022年01月14日